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最期の日。。。5月15日。

2008.05.26 (Mon)

平成20年5月15日。木曜日。

妹の最期の1日。

この日、ダンナが仕事を休んでくれたので、
昼からわたしと一緒に病院に行くことになっていました。
わたしは、仕事だったので。。。

この日、うちのダンナが仕事を休んでくれたのは、本当に偶然で。。。
入っていた仕事がたまたま前日にキャンセルになったので、
妹に会いにいこうと思ってくれたそうです。

妹の子ども達すら、満足に病院に行けていないのに、
うちの子たちを病院に連れて行くわけに行かなかったのですが。。。
わたしと病院にきたあと、ダンナが一旦家に戻り、
わたしを迎えにくるついでに、うちの子たちを連れてくるってのはどうだ?ってことに。
それなら、妹も変に思わないだろうと。


わたしダンナが病院に着いたのが、たしか2時前だったかと。
病室に一歩入ると。。。
エアコンが17℃に設定されていたのは、いつもと同じだったけど・・・。
前日までと違い、ブラインドが下りて薄暗い室内。

母と義弟が妹のそばにいました。
妹を見た瞬間。。。
息が止まりそうでした。
顔つきが・・・別人でした。
苦しそうで・・・
もぉ、見るからに、長くないってことがわかる状態でした。
うちのダンナ、こんな状態になっているとは、思いもよらなかったらしく。。。
危ない、長くないってことは、わたしから聞いて知ってはいたけど、
現実の妹をみて、かなりショックを受けたそうです。
一言も発することなかったですもん。

妹がね、

 「もぉ、終わりにして。」

って言ったの。

 「早く。先生に言って。」

って言ったの。

繰り返し言ったの。

苦しかったんだろうなぁ。
痛かったんだろうなぁ。
つらかったんだろうなぁ。

涙がね、出てくるの。
でもね、こらえた。
わたし、絶対に妹の前と子ども達の前では泣かないって決めてたから。

義弟が、

 「先生にお願いしたんやけど、まだあかんって言われたんやよ。
  もうちょっと待っててなぁ。
  も一度、先生に言ってくるからなぁ。」


って。

義弟、前日に、ほんとに先生に頼んだらしい。
もっと、薬を増やして、楽にしてやってほしいって。
もちろん、先生からは、断られて。。。

 「ダンナさん。それは、安楽死ってことですよ!しっかりしなさい!」

って、怒られたらしい。

義弟がうちのダンナを外に誘いました。
たぶん、何か話があるんだろうな、と思った。
義弟が妹のそばを離れるなんて、よほどのことなんだうろと。
義弟、かなり煮詰まっていましたから。
うちのダンナが唯一の相談相手になっていたから。
母には、「タバコを吸ってくる」と言って2人で出て行きました。

妹のそばには、母とわたし。
酸素の量、モルヒネの量ともに、前日と変わらず。
増えてなかったことに、少しだけ安心しました。
2人で、冷たくなった妹の手と足をずっとさすっていました。
ちょっと前までは、足首から下だけが冷たかったのに。。。
このときには、大腿部から・・・。
すごくすごく冷たかった。
どんだけさすっても、温まってくれなかった。
腕もね、こないだまでちゃんと動かせていたのに。。。
冷たい。。。すごく冷たかった。

わたしと母が・・・特にわたしが、喋ってたらね、
酸素マスクの下から、「うるさい」って言ったの。
でね、手をギュ~っと握ろうとしたらね、払われたの。
うれしかったぁ。
だって、反応してくれてるんだもん。
生きてるんだもん。
でも、こんな状態でも、いまだ意識がしっかりしている妹が、なんかかわいそうでね。

そのとき、母が、

 「田舎のおばちゃんが代わってくれたら、よかったのになぁ。」

って、つぶやいたの。
わたしたちの祖母のことなんですけどね。
もぉ、98歳だったけか。。。この7~8年、寝たきりなんですよ。
やっぱりね、順番が違うのが、母にはつらすぎたんですよ。
何歳になっても、子どもは子どもなんですよ。
我が子が自分より先に逝くなんてこと・・・つらすぎるんですよ。

義弟たちが戻ってくるまでの間にも、妹は言うのよ。

 「早く。終わりにして。」

わたしは、

 「もうちょっと待ってなぁ。今、Jちゃんが先生に言いにいってくれてるから。」

そんなことしか言えなくて。。。

次にわたしが妹の手を強く握ったとき、まったく反応がなくなっていました。。。
爪の色もどんどん変わっていって。。。
指先につけていた血中酸素濃度を測るセンサーの反応が鈍くなってきて。。。
それまで95~6の安定した数値を示してたのが、いきなり何も表示されなくなってね。
あせったぁ。
ほんと、あせったぁ。
すぐさま、ナースコールを押しました。
看護士さんによりますと、このセンサー、血流に反応して測定してくれてたらしいんですが、
妹は、血液の流れが悪くなってきてるということで。。。
身体の外につけているセンサーだから、測定ができなくなってきてるんだと。。。
だから、数値が表示されなくなるのも当然だと。

それを聞いて、わたしがとった行動。
センサーがついている指をひたすらさすること。
血液をね、指先に送ってあげようと。
そしたら、ちゃんとセンサーが反応し始めたの!
数値が表示されたの!
90ちょっとに下がったけど。
でも、表示されたんだぁ。
そんなことしたって、どうなるわけでもないんだけど・・・。
それは、わかってたんだけど。。。
でも、諦めたくなかったんだ。。。

義弟とダンナが戻ってきて。。。

やっぱり、義弟がダンナに相談したそうです。
 「子ども達をどうしようか?」と。

義弟、この状況にになって、まだ、悩んでたらしいんです。
子ども達には、Mが逝ってから会わしたほうがショックを与えないんじゃないか?って。

ダンナの答えは、
 「迷ってる場合じゃない。今すぐに子ども達をMちゃんに会わすべきだ!」

それを聞いた義弟は、その場で父に電話したそうです。
 「今すぐ、子ども達を連れてきてほしい。」と。

そして、わたしたち夫婦も、うちの子供たちを連れてくるため動きました。
そろそろ5時間目が終わる時間だったので、ダンナに学校まで子ども達を迎えに行ってもらうことに。

こうして、はじめて親族全員が病室に集まることになったのです。
ダンナが、この日休んでくれてなかったら。。。
たぶん、全員集まることは出来なかったでしょう。
子ども達3人が生きているMに会うことは、なかったことでしょう。

妹を送ってから、つくづく不思議なものだなぁ、と、家族で話しておりました。
きっと、Mがみんなを集めてくれたんだなぁ、と。

父と妹の子ども達3人が来て、しばらくしたらダンナとうちの子供たち2人がきて。

3人の子ども達に、
 「ママのそばに行ってあげて。ママの手を握ってあげて。」
って、言ったんだけど。。。

その数日前に妹の会っていた長男のかんたろうと末っ子のしんのすけ。
10日ほど前に会ったきりだった長女のみずき。
あまりにも妹の状態が変わってしまっていたことにショックを受けて。。。
顔つきがね、ほんと、違ってしまっていたから。。。

かんたろうは、無言でママのそばにきて、ママの手を握ってね。
わたしがやっていた通り、指をさすって。。。
みずきは、泣き崩れた。
 「いやだぁ。ママ~!死なないで~!」って。
しんのすけは、義弟から離れなくて。。。

よしきとかなえは、約1ヶ月前に元気な妹に会ってたから、
いきなりのこの状況についていけなかったみたいで。。。

しんのすけも、義弟に抱かれながら、状況がどんどんわかってきたのか、泣き出してね。
なのに、かんたろうは、絶対に泣かないの。
ただただ、妹の手を握って、ただただ指を・・・手をさすり続けて。。。

もぉ、わたし、つらくて、つらくて。。。
それでも、子ども達の前では泣かないって決めてたから。。。

みずきが、
 「ママ、死んじゃうの?」
って、聞いてきたの。

 「ママな、病気と闘ってるねん。でも、病気のほうがちょっと強いみたいやねん。
  でも、ママ、頑張ってるねんで。あんたらのために、頑張ってるねんで。」


このわたしの言葉を聞いて、子ども達が
 「ママ。頑張って!」と、言い出しました。

そしたら、妹が。。。



最期の日は、やっぱり長くなってしまいます。
文字数がいっぱいになってきたので、いったんここで切ります。


22:30  |  カテゴリ未分類 by楽天分  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

コメント

Re:最期の日。。。5月15日。(05/26)

妹さんの がんばった様子 最後まで読ませてもらいます。

さえ |  2008.05.27(火) 00:07 | URL |  【編集】

Re:最期の日。。。5月15日。

CHIHOさん、ご無沙汰しております。

この間からずっと読まさせていただいてます。

読む度に涙が止まりません……。

CHIHOさんやご家族の方を思うと…言葉になりません。

ご冥福をお祈りします。
cherry |  2008.05.26(月) 23:28 | URL |  【編集】

Re:最期の日。。。5月15日。(05/26)

CHIHOさん…

(涙…)(涙…)(涙…)



花梨☆94 |  2008.05.26(月) 22:44 | URL |  【編集】

Re:最期の日。。。5月15日。

辛いです~

涙が溢れて止まりません。子供さん達のママへの想いや辛い姿を思うだけで溢れてきます。

続きもUPされたら読ませていただきます。
菜梨 |  2008.05.26(月) 22:35 | URL |  【編集】

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